NoAのドーム立体視化
7月のユニバース案内役に向けてHippLinerのドーム立体視化は日本語化もしてひととおりの機能がついたので、今度は旧ユニバースで使われていたプログラムの中でまだドーム化されていなかった「ニュートンの林檎(NoA)」のドーム化に取りかかりました。
NoAは太陽系惑星の動きをニュートンの古典力学の方程式に従いシミュレートするプログラムで、太陽の質量やら惑星の質量・速度・方向を任意の値に設定して実際にシミュレーションさせることができるといった、Mitakaのような通常のプラネタリウムソフトとは全然方向性が違うプログラムです。もし地球の速さが突然2倍速くなったら!?とか、地球の回転の向きが違っていたら?、太陽が突然消滅したら!?…なんていう「もしも!?」を実現することができます。
…というわけで現在の状況を書くと、NoAの太陽系シミュレーション機能は大体ドーム化されました。が、まだ13台のPC間で同期を行わず各々のPCで独立にシミュレーションを行っているので チェッカーボードの機能は衝突回数が増えるとどんどん同期が外れていってしまいます。やはりMDシミュレーションのタイミングを合わすだけでなく描く粒子 の位置も13台のPCでいつも同期するようなプログラムにしないと駄目そうです。
写真は上側が地球の位置を変えて速度・方向を変えようとしているところ。下側は重力やクーロン力のポテンシャルの説明をするための機能であるNaとClイオンのシミュレーションです。
なお、NoAのオ
リジナル開発者はユニバースで案内役もされていた福井大の古石貴裕さんです。
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